会社を設立するためには、事務的には発起人による定款の作成から始めることとなりますが、あらかじめ以下のような重要事項について決定しておく必要があります。ちなみに会社の基本的事項とは、定款の絶対的記載事項とほぼ合致します。
基本的事項
- 商号(会社の名称)
 - 目的(会社の事業内容)
 - 本店(会社の所在地)
 - 発行可能株式数(授権株式数)
 - 資本金の額
 - 事業年度
 - 役員の選任(誰を取締役にするか)
 
商号について
商号とは会社の名称であり、会社の登記事項の中で一番重要なものと言えます。
商号について旧商法では類似商号規制がありましたが、会社法ではこの規制が緩和されました。したがって類似商号について詳細な事前調査は現在は不要となりました!
しかし、トラブルが起きた場合には自己責任となるため、同一市区町村で似たような名前の商号の有無程度は引き続き事前に調査しておく必要があります。