登記簿とは
登記簿とは登記所に備え付けられている公簿です。世の中の経済取引はこれが正しいという前提のもとで取引等が行われるため、実体関係が正しく反映されている必要があります。
そこで、登記が正確、明瞭に行われるよう、商業登記法などの法令によって登記申請の手続きが細かく決められています。
ちなみに登記の申請には書面による申請とインターネットによるオンライン申請の2種類がありますが、まだまだ現状は書面により登記申請を行う方法が一般的です。
不動産登記と商業登記
登記は大きく不動産登記と商業登記に分けることができます。
不動産登記とは、地や建物の所在・面積のほか、所有者の住所・氏名などを公の帳簿(登記簿)に記載し、これを一般公開することによって、権利関係などの状況が誰にでもわかるようにし、取引の安全と円滑をはかる制度です。
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それに対して商業登記とは、会社や商人(個人事業者など)に関する一定の重要な情報を法務局に備え付けられた登記簿(登記データベース)に登録し、これを一般に公開することによって、取引を行う相手方と本人双方の取引の安全と円滑をはかる制度です。
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登記の種類
一般的な不動産登記と商業登記には以下のようなものがあります。
- 不動産登記
- 表示に関する登記:建物表題登記、建物滅失登記、土地の分筆(合筆)登記など
- 権利の登記:所有権移転、抵当権設定、賃借権設定など
- 商業登記
- 会社の登記:株式会社の登記、特例有限会社の登記など
- その他の登記
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