格安の会社設立業者は長い目で見ると大損
会社設立費用1円というような格安料金をうたったネット上の広告やそのような表示を行なっている税理士事務所のホームページ等を見たことがある方は多いかと思います。しかし単純に計算すると設立時の登記費用は印紙代等だけでも絶対25万円以上必要となります。つまり会社設立費用1円というのは登記の代行手数料が1円ということです。ということは通常、会社設立登記を行政書士などに依頼すると10万円くらいの報酬が発生しますのでそれが1円ということはどちらにせよすごくお得です。
しかし、こういう場合のほとんど100%が「税理士の顧問契約とのセット」で設立諸費用ゼロ円とになるといういう条件付きになっています。株式会社設立後、すぐに税理士との顧問契約を希望される方であれば実質的に値引となりすごくいい話ではないかと思われがちですが1点注意すべきことがあります。それは
こういった格安な料金で顧問契約を獲得するだけ獲得してあとはサービスがあまりよくない税理士事務所というのはよくある話です。もちろん、良い税理士事務所もあると思いますが優良な税理士事務所であればそこまで顧問契約の獲得に必死にはならないです。口コミなどで自然と顧問契約が増えていくからです。
したがって個人的には必要な対価はキッチリと支払い、それとは別に料金面だけでなくサービスの面からちゃんとした良い税理士を探したほうが良いと思います。税理士との顧問契約は最低でも年単位で、通常は何年、何十年と長い付き合いになるものですから。
また、頻繁に税理士との顧問契約をコロコロ変えている会社は、税理士事務所側から見てもあまり良い印象がありませんし、印象面だけでなく、経理処理の継続性、長期的なタックスプランニングの上でもマイナスとなります。
→会社設立に係る費用の一覧はこちら
|