設立後の手続き

【設立初年度】社会保険料で資金ショートしない役員報酬の決め方|報酬ゼロ・最低ランクの損得比較

2026年11月5日

【設立初年度】社会保険料で資金ショートしない役員報酬の決め方|報酬ゼロ・最低ランクの損得比較
ひなた
ひなた
社会保険に入らなきゃいけないのは分かりましたが、会社の売上がまだ不安定なのに高い保険料を取られたら資金ショートしてしまいます…。最初の役員報酬っていくらに設定するのが賢いんでしょうか?
源さん
源さん
そこを計算せずに『前の会社の月給と同じ50万でいいや』なんて決めると、会社と個人合わせて毎月約15万円、年間180万円も社会保険料で消し飛ぶぞ!創業期は『最低ランク設定』か『無給』をうまく使うのが常套手段だ!
真壁
真壁
源さんの言う通り、役員報酬の金額と社会保険料(標準報酬月額)は直結しています。設立初年度のキャッシュフローを守るための具体的な役員報酬シミュレーションを伝授します!

1. 役員報酬と社会保険料のリアル早見表(東京都・40歳未満の場合)

社会保険料は「会社負担分(約15%)」と「個人負担分(約15%)」を合わせて、報酬の約30%が毎月引かれます。

役員報酬(月額) 等級(標準報酬月額) 健康保険料(折半額) 厚生年金保険料(折半額) 会社+個人の毎月合計負担 年間の総負担額
0円(無給) 対象外 0円 0円 0円(国保・国年を継続) 0円
45,000円 第1等級(58,000円) 約 2,900 円 約 8,052 円 約 21,900 円 約 26 万円
100,000円 第7等級(98,000円) 約 4,900 円 約 8,967 円 約 27,700 円 約 33 万円
200,000円 第17等級(200,000円) 約 10,000 円 約 18,300 円 約 56,600 円 約 68 万円
300,000円 第22等級(300,000円) 約 15,000 円 約 27,450 円 約 84,900 円 約 102 万円
500,000円 第30等級(500,000円) 約 25,000 円 約 45,750 円 約 141,500 円 約 170 万円

2. 創業初年度の「3大役員報酬戦略」

戦略A:役員報酬「ゼロ(無給)」でスタートする

  • おすすめな人: 個人の貯金で当面の生活費が賄える人、売上の目処が立つまで現金を1円も会社から出したくない人。
  • メリット: 社会保険料の会社負担がゼロ。会社の現金を最速で温存できる。
  • 注意点: 役員報酬は「設立から3ヶ月以内」に決めなければならず、原則として事業年度の途中から「売上が出たから月30万に増額する」ということはできません(増額分が経費として認められなくなる)。

戦略B:役員報酬「月4.5万〜5万円(最低等級)」にする(★裏ワザ)

  • おすすめな人: 個人事業主のときの国民健康保険料が高額だった人、手元現金を減らさずに社会保険(厚生年金)の資格を手に入れたい人。
  • メリット: 社会保険料の合計が月約2万円強で済み、国民年金(月約1.7万円)+国民健康保険を払うよりも安くなるケースが多々あります!

戦略C:生活費ギリギリ(月15万〜20万円)に設定する

  • おすすめな人: 会社からの給料がないと生活できない人。
  • メリット: 所得税・住民税・社会保険料のバランスが最も良く、生活を維持しながら会社に利益を残しやすい設定です。
ひなた
ひなた
月給50万にすると年間170万も社会保険で持っていかれるんですね…!最初は生活費ギリギリに抑えて、まずは会社にお金を残す設定にします!
真壁
真壁
それが起業を成功させる黄金ルールです!事業が軌道に乗ってから、2期目・3期目の株主総会で報酬を引き上げていけば安全ですよ。

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  1. 会社とは
  2. 設立のメリット・デメリット
  3. 株式会社を選ぶ理由
  4. 設立にかかる費用
  5. 会社設立で事前に決めること
  6. 設立の手順とスケジュール
  7. 必要書類の一覧
  8. 設立後の税務の届出
  9. 設立と法人税の関係
  10. Excelテンプレート
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